ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

オウルベアが あらわれた!

f:id:HermitInn:20170613141138j:plain

森における最大級の脅威。邪悪なわけではないが、本能にのみ従う凶暴な肉食獣であるため、君の友人にはなってくれないだろう。

 

f:id:HermitInn:20161023021303j:plain

モンスターガイド:オウルベア

この恐ろしい動物がいつ、いかにしてこの世に現れたのか。現在では「魔法大戦において戦争の道具として作り出された獣が、〈大崩壊〉後に野生化したもの」という説が支配的である。その行動様式を見るにつけ、ひたすらに凶暴であることを除いては、通常の肉食動物とあまり変わらない。かの悪名高きキメラと同じく、複数の動物が混ぜ合わされた姿をしているため、〈深淵〉との関連を指摘する学者もいるが、真偽は不明だ。

 

オウルベア(アウルベア、フクロウグマ)は森の深奥に暮らしており、水場を含む広い範囲を行動圏としている。彼らが人里に近づくことはほとんどないが、人間やその他の知的種族が自身の縄張りに近づくと、必ずと言っていいほど襲ってくる。オウルベアは、自身の生活圏に知的種族が入り込むことを極端に嫌うのだ。それ以外、オウルベアはクマと酷似した習性を持つ。ただし、仔を出産するのではなく、産卵するという点で、フクロウの特徴も引き継いでいるようだ。

 

オウルベアのオスとメスを見分けるのは簡単だ。オスは、ワシやタカを思わせる長いクチバシを持ち、その目は切れ長で小さい。メスは、フクロウと同じような顔をしており、その目は高い知性をたたえているように思える(実際の知能はクマと大差ない)。産卵後に卵をかえし、仔守りをするのはもっぱらオスの役目で、メスは家族を養うための狩りをする。万一遭遇すれば、オスでもメスでも、オウルベアは恐るべき敵となるだろう。

 

なお、オウルベアの卵は、コボルドやオーク豚、ノールの間で美味な食物として珍重される他、オウルベアの爪とクチバシは、魔術の触媒としてエルフや人間の間で高値で取引される。それゆえ善悪の区別なく、様々な種族がオウルベアの巣を探し回っているのだ。オウルベアは森における最大最恐の肉食動物であるが、彼らがその数を減らし続けているのは、こうした背景もある。