ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ゾンビ・ドラゴンが あらわれた!

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呪いにより、死の淵より蘇ったドラゴンの骸。生前の気高き魂はもはや喪ってしまった。

 

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モンスターガイド:ゾンビ・ドラゴン

ドラゴンは自身の死期を悟ると、世界で最も荒れ果てた荒野へと飛び立つという。〈竜の墓場〉と呼ばれるその荒野に翼を休め、誰にも見られずに死を迎えるのが、ドラゴンたちの伝統なのだ。だが、全てのドラゴンが、自らの死を他者の目に晒さずにその生を終えられるとは限らない。先の魔法大戦において、ドラゴンは多くが戦場で屍を晒すことになった。斃れたドラゴンの亡骸は、多くが同胞によって〈竜の墓場〉へ運ばれたが、野ざらしになった者もいる。

 

〈竜の墓場〉で死ぬことができないばかりか、亡骸を同胞によってかの地へ運ばれることがなかったドラゴンは、永遠に呪いを受けるという。そう、ドラゴンの魂は腐りゆく身体に閉じ込められ、変質し、歪み、不死なるドラゴンへと変じてしまうのだ。ある死霊術師の証言によればと、蘇りの儀式は必ずしも必要なく、自身の周囲に澱んだ負の魔力により、自然と蘇るそうだ。とは言え、呪われたドラゴンの死体を見つけるには、途方もない探求の旅が必要だそうである(死を欺いた術者でなければ、旅の途上で老いて死んでしまうそうだ)。

 

ゾンビ・ドラゴン、スケルタル・ドラゴンなど、腐敗の程度でその名も変わりこそするが、アンデッドとなったドラゴンは、生前の誇りや気高さを完全に失い、邪悪と利己の権化と堕している。生前の記憶は残ってこそいるが、その中身は憎悪と猜疑に歪み、すでに原型を留めていない。また、死後もなお膨らみ続ける自尊心を突かれ、ネクロマンサーやヴァンパイア、リッチーと言った術者に操られてしまう事もある。