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ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ミイラのくんしゅ が あらわれた!

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古墳の中で眠っていた王族のミイラ。生前は高潔だったであろう魂も、今や命ある者への憎悪と憤怒に歪んでしまった。

 

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モンスターガイド:ミイラ ①

古代と現在の地図は異なる。かつて南方で興った砂漠の王朝は、最盛期には北方にまでその版図を広めたという。南方の古代王朝はもはや滅び、その栄華も失われて久しいが、南方の砂漠はむろん、西方の深い森においてすら、往時の隆盛を今に伝える遺物をしばしば見ることができる。

 

砂漠王朝において、人の肉体は死んでも精神は死なず、太陽神のもとで永遠に生命を謳歌すると考えていた。権力者、こと王族に至っては、「魂の容れ物」である肉体の保存をこぞって行い、「死者の家」たる墳墓の建造にやっきになったという。彼らの文化は、この世における「刹那的な生」よりも、死後に訪れる「永遠の生」に重きを置いており、人々は死後の世界を信じて疑わなかった。 現在まで残る遺物も、多くが死に関連した文献や遺跡ばかりだ。

 

当時における最高の技術を持って保存された死体は「ミイラ」と呼ばれる。彼らが望んだ形ではないだろうが、彼らは今、「死なざるもの」すなわちアンデッドとして、この世界で永遠に生きることとなった。自らの墓所を荒らす不届き者を、不死なる王族は決して許さないだろう。