ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

おっと どうぎょうしゃ の ようだ。

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どうやら仕事帰りらしい。各地に点在する遺跡や古代の墓を荒らして回るのは、冒険者の常だ。敵に出くわしたのだろう。ケガをしているようだ。キズを治してやる代わりに、カバンの中身を少し分けてもらえるよう、交渉してみたらどうだ?

 

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アドベンチャラーズガイド:冒険者

ほとんどの者が定住し、庶民に至っては移動の自由すら許されないこの時代にあって、国境を越えてまで旅して回る者が胡散臭いと見なされても仕方あるまい。領主の許可を得た交易商や行商人ならいざ知らず、旅芸人や冒険者、傭兵などに身をやつす者は「落ち着いた暮らしのできない流浪民」であり、そこには歴然とした差別が存在する。

 

娯楽や変化の少ない毎日を送るゆえ、冒険者や旅芸人の到来は、地元の人々にとって好奇の対象だ。だから歓迎もされるし、もてなしを受けることすらあるだろう。だがそれは、よそ者に対して寛容であることを意味しない。流浪の民は、社会のはみ出し者である。彼らに対して、人々は深い猜疑心と強い不信感を抱いているし、中には、軽蔑を隠そうともしない人々にも出会うことだろう。それゆえに、旅芸人は一つの場所に長居をすることはしないし、冒険者や傭兵にしても、それは同じだ。

 

それでも、定期的に訪れる旅芸人一座は、娯楽に飢える庶民にとっては大きな楽しみの一つだし、傭兵の手を借りたい領主はどこにでもいる。冒険者にしても同じだ。どの街や村も山賊や野盗には手を焼いているし、モンスターや邪悪なる民が近くに住み着き、途方に暮れる人々は多い。森には怪物がうろつき、夜には悪鬼が徘徊し、古墳には太古の亡霊が潜む。じつに嘆かわしいことではあるが、かかる危険な時代において、冒険者が仕事に困ることなどない。