ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ラバひき は にもつを もうもてない。

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ラバも食事が要る。屋外ならば道端の草を食ませればよいが、地下迷宮や敵の拠点へ押し入るとならば、ラバの食料確保もひとつの命題だ。ラバを連れていくか、待たせるかの判断も必要だ。ラバ引きがいれば、面倒は見てくれよう。

 

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アドベンチャラーズガイド:ラバ、おめえもついてこい

荷運び役としてラバを連れて行くメリットは、なにもその運搬能力ばかりではない。4本脚の荷役獣としては小柄な部類に属するラバは、馬やラクダには入れない地下迷宮にも連れて行くことがで器用。ロープなしには探索できない天然の洞窟などは無理だろうが、例えば古代人が築いた遺跡の宝物庫までならば、連れていけるかもしれない。

 

ただし当然、ラバを連れて行くとなれば、そのぶん課題は激増する。ことに長時間の探索が予想される場合、屋外であれば無用な餌の心配を筆頭に、戦闘時の護衛とパニックを起こさせない工夫、通路の脆い敷石がラバと荷物の重量を支えられるかどうかの判断など、あらゆる局面で頭を悩ませることになろう。そしてもちろん、こうした場合に頼りになるのは、またしてもラバ引きなのだ。

 

ラバ引きのなかには、冒険者のダンジョン探索に進んで加わる者も、ごく稀にだが存在する。地下用の飼葉を山と背負った滑稽な姿とは裏腹に、彼らは少々の危険では動じない肝っ玉と、旺盛な山っ気の持ち主だ。ベテランともなると、ラバの体力とストレスの限界に基づいて、より的確な冒険計画を発案する者までいるらしい。とはいえ、彼らはあくまでラバの面倒を見るプロなのであって、戦闘なり冒険なりはまったくの素人。持って帰れる財宝を首尾よく増やすためにも、彼らの命の面倒は君が見てやれ。