ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

しょき が てまねき している。

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文字を読み書きできないなら、書記を雇い入れろ。英雄たる君の集めた宝物の目録をせっせと書き残したり、英雄たる君の代わりに看板の文字を読んだり、英雄たる君の代わりに、作法を守った手紙を書いたりする。もちろん、有料で。

 

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アドベンチャラーズガイド:文字の読み書き

エルフやドワーフならともかく、こと人間の社会においては、文字の読み書きができる者はまだまだ珍しい。なにしろほとんどの本は、世界でも数少ない大学の学生や、修道院の僧侶がこつこつと仕上げた、手書きの写本。1冊書くのにもおそろしいほど手間が掛かかり、値段のほうも天井知らずである。おかげで読むのも作るのも、金と知識を持っている特権階級の嗜みに留まっているというわけだ。

 

では、もし君が文字を読んだり、書いたりする必要に迫られたら? 答えは明白、書記を雇うよりほかにない。記録屋、人耳(ひとみみ)とも呼ばれる彼らは、文字と言葉の専門家だ。また当然の帰結として、他人の見聞や知識の口述から本を書き起こしたり、既存の本から写本を作ったり、あるいは貴族の子弟に読み書きを教えている者も多くいる。雇っておけば読み書きのみならず、その幅広い知識を生かした思わぬ忠告も受けられることだろう。

 

もっとも最近では、主に商人たちを中心に、庶民のなかにも読み書きのできる者が増えてきている。交易路の広まりとそれに伴う商業規模の拡大によって、記録や契約を書面に残す必要性が高まってきたからである。こうした時流に乗り遅れたくないなら、いっそのこと君も読み書きを習ってみてはどうだ? 大きな都邑では遍歴学生や神学者を教師に迎え、庶民に読み書きを教える学校もあるというから、小童どもに混じって鞭を浴びてみるのも一興だろう。いやかね? よろしい。教師を殴るまえに、書記を雇いたまえ。