ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ようへいが きみを みている。

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上等な革鎧に身を固めた傭兵。ラウンドシールド(丸盾)を背負い、スピア(槍)を携えている。端正な顔立ちだが、その哀しみをたたえた目は、若者のそれではない。

 

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アドベンチャラーズガイド:戦士と武器の関係

戦士の多くがそうであるように、傭兵もあらゆる事態に対応すべく、さまざまな武器の扱いに通じている。ゆえに一人前ともなれば、どんな武器でもひと通りは使いこなすものだが、それでも得手不得手や向き不向きは出てくるようで、主に使う武器はしだいに固定されてくるようだ。

 

例えば剣は、攻撃と同時に回避にも重きを置く武器である。ゆえにこれを好む者には、敵の動きをよく見て攻防を切り替え、あらゆる局面からカウンターを繰り出す技巧派が多い。一方でメイスや戦斧は、攻撃を受け流すのにはまったく向かないが、そのぶん破壊力は抜群であるため、先手必勝を旨とする大柄な兵に好まれている。リーチに優れる槍やハルバードも、肝の据わらぬ新兵から集団戦を得意とする戦術家まで幅広く愛用されているし、フレイルの使い手には、鎖で敵の武器を絡め取る達人まで存在するのである。

 

さらに言うなら、盾についても武器と同じだ。敵から身を隠せる「板」は心理的な安心感をもたらすし、実際に身を守ることもできようが、いっぱしの盾使いなら、それが攻撃面でも有用であることを知っている。武器を持つ相手の腕を押さえつけたり、逆にはね飛ばして隙を作るのはもちろん、遠心力に乗せての殴打も強烈極まりない。武器や盾の用法は多彩で、使う人を選ぶものなのだ。それゆえに、傭兵部隊では、隊員がどの武器を選ぼうが、とやかく言われることはない。大事なのは、そうした互いの個性を生かし合える戦い方を知っているかどうかなのである。