ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ようへいたいちょう が ニヤリとした。

f:id:HermitInn:20170117223313j:plainしっかりとした作りのパデッドアーマー(詰め物鎧)に身を包んだ傭兵隊長。ブロードソード(幅広剣)と中型のラウンドシールド(丸盾)で武装したこの男、その面構えからして相当の古強者に違いあるまい。

 

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アドベンチャラーズガイド:傭兵団

愛用の武器を手に各地を巡り、報酬次第で隊商の護衛から戦の先陣までこなして見せる傭兵たち。一匹オオカミの印象が強いが、彼らも「部隊」として徒党を組むことが少なくない。隊長が全員ぶんまとめて交渉すれば、雇う側にも雇われる側にも手間がなく、そのぶん大きな話もまとまりやすいからだ。隊員たちとしても、肩を並べる者がいつも同じなら、それぞれの得意を生かし、不得意を補って戦える利がある。なにより、本来孤独な傭兵にとってさえ、どんな状況でも信頼できる味方を得られるというのは、心強いものだ。

 

ゆえにこうした傭兵団では、装備の意匠を揃えたり、共通の色やシンボルを身に帯びることで、所属傭兵同士の連帯感を強めていることも多い。こうなると(少なくとも、見た目のうえでは)正規兵とあまり違いはなく、事実大きな傭兵団のなかには、まるごと領主に召し抱えられたり、豪商の私兵軍をなすものすらある。ただし、士気と錬度に優れる傭兵は報酬も安くなく、概して素行も悪いもの。それでも支配者階級が彼らを雇っているのには、あぶれ傭兵の野党化を防ぐ「防犯」という側面も、少なからずあるようだ。

 

ともあれ、こうした事情はあくまで大傭兵団の話である。君のような冒険者の交渉に応じてくれる相手は、せいぜいが数人単位の小部隊になるだろう。もっとも、こうした小部隊には大傭兵団の厳しい規律を嫌う腕利きもいる。言い値をふっかけられて素直に払う必要は必ずしもないが、ふざけた値段で買い叩こうとするなら、破談以上のトラブルを覚悟することだ。