ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ペナンガランが あらわれた!

f:id:HermitInn:20170407003014j:plain

真夜中、突然何かが頭上から滴り落ちるもの。それが雨であればいい。ひょっとしたらそれは、呪われし女の首が、生き血を求めて飛び回っている印かもしれない。

 

f:id:HermitInn:20161023021303j:plain

モンスターガイド:ペナンガラン

昼の間は普通の女に見えるが、夜になると首がもげ、内臓と共に空を飛翔し生き血を求める。悪魔との契約を破った助産婦が呪いを受けたのが最初のペナンガランと言われているが、現在のペナンガランが、皆助産婦というわけではない。

 

ペナンガランは毎晩のように同族の生き血を吸わなければどんどん老い、やがては干からびて滅びる。昼の間は人間の女であり、自身がペナンガランであることすら、完全に忘れているようだ(そのため、なぜ自分が老いないかも、どうして自分の周りで吸血鬼に血を吸われて死ぬ者がでるかも理解できず、やがて発狂するか、自分の本性に気づいて人里を逃げ出す)。昼間、彼女は人間と同じように食べ、話し、笑い、泣き、働き、遊び、眠る。ただ、血を見ると目を伏せ、舌なめずりをする癖があるようだ。

 

夜がふけると、眠る彼女の首はおぞましい音と共にもげ、体からズルズルと自身の臓腑を引きずり出しながら空へと舞う。そしてペナンガランは夜獣の本性に己を委ね、生き血を求めてさまようのだ。ペナンガランを倒すには、この姿のとき捕まえて、煮えたぎる油の鍋へ投げ込む以外ないという。