ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

しょうにん は むずかしいかおを している。

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珍しい品物をどこからともなく仕入れては、異国の風を都市へ吹き込ませる者たち。商人たちは同業組合を作り、値段や商売のやり方に公正な規律を設けている。組合に入っていない「闇商人」たちは、密輸品や禁制品などを、こっそり売っているのだとか。

 

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アドベンチャラーズガイド:交易商人

文明社会を生きるうえで、剣と同等の力を持つのが富である。富を求める心。それは、定命なる者に与えられた呪いのようなものだ。善人であれ悪人であれ金銭の誘惑から逃れることはできず、それが人の世に発展と悲劇の双方をもたらしているのだから。そして貨幣経済の中核には、そんな呪いの申し子として、文明の光と影を象徴する者たちがいる。商人である。

 

村であれ、都邑であれ、人の集うところには必ず商人がいる。そもそも農民であっても、作物や要らなくなった日用品は売っているものだし、衣服や酒、家具、金物などの職人が店を出すこともあるから、彼らもまた一種の兼業商人と言えよう。だが真の力を持っているのは、商人組合を組織する専業交易商たちだ。彼らは、その土地では生産できないものを余所から仕入れ、同時に地元の名産品を遠方へと輸出して、莫大な利益を得る。

 

もし、市場で見慣れない異国の品や香辛料、外国製のワインや衣服を目にするとしたら、多くは交易商人たちが持ち込んだものだ。値段は安くなかろう。なにしろ仕入れの旅はただでさえ危険で、おまけに海賊や山賊、ときにはもっと恐ろしい怪物とすら、出くわす可能性があるからだ。もちろん君が腕利きの冒険者であるなら、護衛を買って出て報酬をせしめることもできよう。一転客の立場となれば、商人は君のような連中の雇用費も、きっちり値段に上乗せしてくるのである。