ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

あつげしょうの おんな が きみを みている。

f:id:HermitInn:20161226140911j:plain

性技を知り尽くしたベテラン。老けた顔は厚化粧でごまかす。君が命をかけて稼いだ金を根こそぎ持っていくつもりだ。宿屋のあるじに「ゆうべは おたのしみでしたね」と言われたことはあるかね?

 f:id:HermitInn:20161023021303j:plain

アドベンチャラーズガイド:街角に立つ女

いまさら言うまでもなかろうが、娼とは金銭と引き換えに性を売る商売である。そのほとんどは女性で、やむにやまれぬ事情でその職についた者たちだ。貧しさゆえに親に売られた者、あるいは娼婦の娘として生まれたり、娼婦に拾われたりして、ほかの人生が描けなかった者。いずれにせよ、そこに幸せな物語は存在しない。

 

とはいえ、娼婦となってからの人生は千差万別だ。絶世の美女ともなれば、高級娼婦として高度な教育を施されるだろうし、有力な「恋人たち」を何人も手玉に取り、放蕩三昧に暮らす者もいる。年かさを増した後は同業者たちをまとめ上げて大娼館の女主人となる者もいる一方、盛りを過ぎた肉体を化粧とコルセットで誤魔化しながら客を取り続け、やがてひっそりと人生を終える者もいるのである。


もっとも、たとえ成功者となったとしても、彼女らの胸のうちは量りかねる。刹那の欲望と儚い夢が交錯する夜。君の寝床を温めた女の真実は、仄かなランプの明かりの中にすら、ないのかもしれない。確かなのは、しばしの満ち足りた時間とひきかえに、君の財布が軽くなっていること、そして彼女が君に囁いた愛の言葉は、おそらくすべて嘘ということだけだ。