ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ハーフオークのころしや が きみを みている。

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ハーフオークの暗殺者。その目に宿る悲しみの理由を聞く者はいない。
毒の塗られたクロスボウの矢が、今日も標的を狙う。

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アドベンチャラーズガイド:ハーフオーク②

片方の親であるオークが短命なせいで、ハーフオークの寿命は人間よりも短い。にもかかわらず、彼らのほとんどは、わずかな天寿すらまっとうすることができない。際限なく浴びせられる差別と虐待、そしてそれに牙をむく彼ら自身の凶暴さが、死に到る暴力を呼ばずにおかないからだ。人間のもとで育とうが、オークのもとで育とうが、ハーフオークは流血のなかで死にゆくさだめにある。

 

なかでも暗殺者として生きることを選んだハーフオークは、早死にの傾向が強い。どんなに無謀で危険な依頼であっても、喜んで引き受けるからである。彼らとて自殺志願者ではないのだが、裏社会においてすら蔑まれる己の価値を証明すべく、他種族の暗殺者ならば決して足を踏み入れない危険にも、自ら飛び込んで行くのだ。

 

したがって、血に汚れた仕事に倦むほど長生きできるハーフオークの暗殺者など、ほとんどいない。万一いたとすれば、それはよほどの強運に恵まれた、本物の腕利きだけだ。彼らはやがて足を洗ってより自由な傭兵となるか、あるいは冒険者となって、あてどない旅路につくのが常である。