ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

とうぞく が きみを みている。(2)

f:id:HermitInn:20161028221157j:plain

若いからといって未熟とは限らぬ。左右にショートソード(短剣)を構える姿を見るかぎり、彼の腕は確かだ。ただの軽業師と侮れば、命を落とすことになろう……。

 f:id:HermitInn:20161023021303j:plain

アドベンチャラーズガイド:シーフ(盗賊)②

盗賊は、いつでも誰にでも手を出すわけではない。彼らが自分の技術を出し惜しみ、なるべく使わない理由は単純だ。彼らの手腕は、犯罪行為と直結する場合が多いからである。鍵開けの名人だからといって、立ち寄った町という町で鍵を開けて回ったり、スリが得意だからといって、しょっちゅう市場の人混みで儲けていたら、やがては牢屋に繋がれるだろう。あるいは、地元の盗賊たちを怒らせてしまい、始末屋に狙われる羽目になるかもしれぬ。腕のいい盗賊ほど、そうしたチンケな心配事に嫌気がさして、同業者とは違う得物を狙って冒険者になるものだ。

 

繊細な指で罠を解除し、鋭い五感で敵の待ち伏せを察知して、自分と仲間の危機を救うことができるのは、盗賊ならではの技である。にもかかわらず、彼を怪しんで仲間に加えなかったせいで、哀れなむくろを晒すことになった冒険者一行は数え切れない。

 

確かに盗賊がいるせいで面倒が増えることもあるだろうが、もとより冒険者の社会的地位など知れたものだ。それに将来、君が英雄として祭り上げられるつもりなら、それこそ盗賊を仲間に持つべきである。君が北方出身の戦士であれば、なおさらだ。