ハーミットイン 冒険の記録

世界のオールドスクール・ファンタジーミニチュア(28mm)と、水溶性カラー「コートデアームズ」のセレクトショップ「ハーミットイン」のブログ。

ハーミットインについて :3つの顔

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ハーミットインが何なのかよくわからない? 考えてみると、たしかにわかりにくい。なのでちゃんと説明させてくれ。

 

ハーミットインは誰がやっているのか

ハーミットインは、オーナーの籾山庸爾と数人のスタッフからなるスモールビジネスだ。大企業のような事はできないが、スモールビジネスならではの小回りと思い切りの良さで、これからドンドン挑戦してゆきたい。noteの「ゆきてかえりし物語」で、ハーミットイン誕生の経緯とビジョンを書いた。興味があるなら見てみてほしい。いやむしろ見てくれ。

 

ハーミットインの品揃え

ハーミットインでは、問屋や代理店を介することなく、いずれもメーカーと交渉し、製品を直接仕入れている。つまり各メーカーの正規輸入元ということで、中には国内独占販売権を持つ製品群もある。我々は各社の正規輸入元として、日本の趣味人たちにハイグレードな製品を継続的に、安定して届けてゆくのが目標だ。

 

なお、メーカーの多くもまたスモールビジネスだから、パッケージは非常に簡素であるか、そもそも存在しない。そのため、パッケージなしの製品は、国内で包装したものを在庫し、販売する。入荷製品はひとつひとつ丁寧に検品しているから安心してくれ。

 

ちなみに、正規輸入元だからといって、メーカーの言いなりにはならない。30年以上ミニチュアを見続けてきた俺自身が直接製品を確かめ、「これはカッコイイ! 良いモノだ!」と自信を持ってオススメできるものだけを輸入する。ハーミットインの商店は「オールドスクールなファンタジーミニチュア」を扱う店だから、オールドスクール・ファンタジーの世界観から外れる物、あるいはサイズ違いなどで他のミニチュアと混ぜられない物は扱わない。

 

ハーミットインの3つの顔

ハーミットインは、まるでアシュラマンのように三つの顔を持つ。最後に、それぞれの顔について軽く説明しよう。

 

ハーミットイン 冒険の記録

ここである。「冒険の記録」は、ブログ形式のミニチュア解説書&カタログだ。ハーミットイン商店(オンラインストア)で販売されるオールドスクールファンタジー・ミニチュアの解説を行う場所であり、君はここで、様々な人物やモンスターと出会い、色々な場面に遭遇するだろう。ここで紹介しているミニチュアエントリーには、すべてストアページへのリンク(宝箱が目印)を置いてある。ストアでミニチュアを購入して、君ならではのコレクションを作り上げて欲しい。

ハーミットイン 図書室

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ハーミットインの中枢といえるだろう。様々なマガジンを展開し、君にオールドスクール・ファンタジーミニチュアの魅力を届けてゆく。全有料記事が読める「ハーミット・カウンシル」や、ミニチュア製作の全てがわかる「ミニチュアペイント大全」も展開中だ。マガジンの購読はカンタンだ。有料マガジンは定期購読することで、収録記事が読み放題になる。

  

ハーミットイン 商店

hermitinn.theshop.jp

世界各地から選りすぐったオールドスクール・ファンタジーミニチュアと、水溶性カラー「コートデアームズ」のオンラインストアだ。取扱製品はすべてメーカー直輸入の正規品。「ファビュラス&あんしん」をキーワードに営業中だ!

 

 

ミニチュアコレクションのスタイルについて

 

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オールドスクール・ファンタジーミニチュアをどう集めるか。すでにそれ自体、ホビーの楽しみだ。「ハーミットイン:冒険の記録」では、3つに大別してミニチュアたちを紹介している。君はどこから始める?

 

● アドベンチャラー:冒険者

戦士。盗賊。聖職者。魔術師。ドルイド。野伏。幻術師。吟遊詩人。聖騎士。野人の戦士。暗殺者。武闘家……。冒険者とまとめて呼ばれることは多いが、彼らは皆、それぞれ様々な技術や能力を持っている。その種族も人間だけにはとどまらない。ドワーフにエルフ、ハーフリングやノーム、果てにはハーフエルフやハーフオークまでもが、冒険者として流浪の旅にあるのだ。君の分身である英雄は、果たしてどんな装備をしつらえ、いかなる技術に通じているのだろう? 君の仲間は揃っているか? さあ、装備を確認し、旅の支度を整えろ。出発はもうすぐだ。

 

アドベンチャラーは、自分の分身であり、旅の道連れともなる冒険者一行をコレクションし、パーティーを編成する。冒険の内容によっては、仲間を入れ替える必要がでてくるかもしれない。また、旅が長く危険なものになりそうなら、従者や傭兵、雇われ人たちも連れまわすことになるはずだ。

 

 

● シティカウンシラー:市評議員

冒険者がダンジョンで伝説の怪物を倒し、巨万の富を獲得したとして、それを使う場所も、喝采を叫ぶ人々もいなかったらどうする? 無人の広野で金貨を抱えて野たれ死ぬのがおちだ。酒場で温かい食事とうまい酒にありつきたくはないか? いい女と一緒に、宿屋の柔らかいベッドで休みたくはないか? 広場には人々が集まり、何やら噂話をしている。市場へ行けば、沢山の品物はもちろん、あらゆる情報も売り買いされていることだろう。そうだ、鍛冶屋に寄ってはどうだ? 武器と防具の手入れをしておいた方がいい。ほら、もう君の財布は底を尽きかけているじゃないか。新しい冒険が必要なようだぜ……。

 

シティカウンシラーは、町民や村民といったミニチュアを好んでコレクションし、オールドスクール・ファンタジーの街を作り上げてゆく。君は村や町の長かもしれないし、都市の評議員かもしれない。あるいは、国を治める領主かもしれぬ。冒険者や従者たちを揃えたら、あるいは同時に、市井の人々のコレクションも始めたいところだ。

 

 

● モンスターロード:魔物の君主

この世界が誰のものかを教えてやれ。人間の街を焼き、エルフの森を引き倒し、ドワーフの鉱山を突き崩せ。ノームを根絶やしにし、ハーフリングを奴隷となすのだ。エルフやドワーフ、そして人間どもが持ち込んだ身勝手な秩序とやらを放逐し、昔ながらの生き方の為、己の正義の為に戦う者たちがいる。彼らを導けるのは、そなたをおいて他にない。〈深淵〉の暗き底から訪れる使徒らも助けを差し伸べてくれよう。そなたには力がある。そなたこそ選ばれしもの。そなたの名の下に軍は進み、全ての王はそなたの前にひれ伏す。そなた以外の者が建てた国などに、どれほどの価値があるというのか?

 

モンスターロードにとって、冒険者は無論、善なる種族は全て敵だ。各カテゴリーから気に入ったモンスターたちをチョイスしてもいいし、モンスターの種族や住む地域ごとに集めてもいい。君には、近隣の諸部族をことごとく治める大族長の地位が、または邪悪なる軍勢を束ねる将の座が約束されている。ないしは、強大な魔導師あるいは戦士王となって地下迷宮や大要塞をしつらえ、君の帝国を築いてみてはどうだ? 

無論、君がアドベンチャラーのスタンスでも、戦う相手が必要になるだろうし、モンスターロードであってもそれは同じだ。

 

オールドスクール・ファンタジー世界の創造主は君だ

君が「アドベンチャラー」「シティカウンシラー」「モンスターロード」のどれか一つを選ぶにせよ、あるいは複数選ぶにせよ、やがては様々なミニチュアをコレクションし、「ワールドビルダー」すなわち世界の創造主となる宿命が待つ。君のコレクションには英雄、冒険者、従者に傭兵、善なる民、そして数々のモンスターや悪しき英雄たちが加えられることだろう。君の思い描くオールドスクール・ファンタジーの世界は、君のミニチュアコレクションの広がりと深まりに合わせ、どんどんとスケールアップしてゆくはずだ。

 

君だけのオールドスクール・ファンタジー世界を、君ならではのミニチュアコレクションで創り上げてくれ。

オークのじゅうそうへい が あらわれた!

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オークの重装兵は、部族の中でも中堅どころの戦士たちだ。相当の経験を積んだ冒険者や兵士であっても、手こずる相手になるだろう。

 

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モンスターガイド:オーク⑤

重装鎧を身につけたオークとは、つまり部族内で「いっぱしの」オークと認められた連中に他ならない。格下どもと比べても、その体格は見るからに大きくなりつつあり、その横柄かつ傲慢な性格にはさらなる拍車がかかっている。彼ら自身が思うほどではないが、オークの重装兵たちは十分に実力を備えた戦士だ。駆け出しの冒険者や兵卒は、彼らにとってはいいカモになる。

 

オークの重装兵には、絶対に囲まれないようにすること。一対一でも十分な強敵となるが、彼らは集団で戦うことにも慣れている。彼らは、すでに数多の戦場をくぐり抜けてきた古参兵たちだ。たかがオークと侮れば、今日が君の命日となろう。

ゾンビ・ドラゴンが あらわれた!

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呪いにより、死の淵より蘇ったドラゴンの骸。生前の気高き魂はもはや喪ってしまった。

 

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モンスターガイド:ゾンビ・ドラゴン

ドラゴンは自身の死期を悟ると、世界で最も荒れ果てた荒野へと飛び立つという。〈竜の墓場〉と呼ばれるその荒野に翼を休め、誰にも見られずに死を迎えるのが、ドラゴンたちの伝統なのだ。だが、全てのドラゴンが、自らの死を他者の目に晒さずにその生を終えられるとは限らない。先の魔法大戦において、ドラゴンは多くが戦場で屍を晒すことになった。斃れたドラゴンの亡骸は、多くが同胞によって〈竜の墓場〉へ運ばれたが、野ざらしになった者もいる。

 

〈竜の墓場〉で死ぬことができないばかりか、亡骸を同胞によってかの地へ運ばれることがなかったドラゴンは、永遠に呪いを受けるという。そう、ドラゴンの魂は腐りゆく身体に閉じ込められ、変質し、歪み、不死なるドラゴンへと変じてしまうのだ。ある死霊術師の証言によればと、蘇りの儀式は必ずしも必要なく、自身の周囲に澱んだ負の魔力により、自然と蘇るそうだ。とは言え、呪われたドラゴンの死体を見つけるには、途方もない探求の旅が必要だそうである(死を欺いた術者でなければ、旅の途上で老いて死んでしまうそうだ)。

 

ゾンビ・ドラゴン、スケルタル・ドラゴンなど、腐敗の程度でその名も変わりこそするが、アンデッドとなったドラゴンは、生前の誇りや気高さを完全に失い、邪悪と利己の権化と堕している。生前の記憶は残ってこそいるが、その中身は憎悪と猜疑に歪み、すでに原型を留めていない。また、死後もなお膨らみ続ける自尊心を突かれ、ネクロマンサーやヴァンパイア、リッチーと言った術者に操られてしまう事もある。

バジリスクが あらわれた!

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もしも遭遇したら、バジリスクに気づかれないようにその場を離れろ。とにかく目だけは合わせずに、急いでそこから逃げるんだ。

 

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モンスターガイド:バジリスク

バジリスクは、遠目から見たら、動きが極端に遅い大トカゲに見えることだろう。注意深く見れば、トカゲにしてはあまりにも大きすぎ、また人間の手のような形をした8本の足を見つけることができるはずだ。

 

バジリスクの緩慢さは有名だ。1日を通してほとんど動くことはなく、岩と間違えて近づいてきた小動物を捕えては食べて、動くことすら面倒そうにしている。仮に全力でバジリスクが動いたとしても、人間が早歩きすれば、その速度にすらついて来れないだろう。

 

これだけ聞けば、バジリスクが図体だけ大きな、大して脅威にならぬ敵と考えるかもしれない。だがそれは間違いだ。バジリスクの恐ろしさは、近くにきた獲物を確実に仕留める「眼」にある。バジリスクの眼は、凝視した相手を瞬時に石化するのだ。かくして動かぬ石像と姿を変えた獲物に、バジリスクは緩慢な動きで近寄り、ゆっくりと味わうのである。